月末と月初になるとすることがあります
銀行の残高を確認し次の月に繰り越します
現金も締めて次の月に繰り越しです
そして毎月ではないですがこれも大切な繰越業務があります
棚卸
これは毎月は必要ないですができれば4か月に一度はしましょう
棚卸をすることで本当の利益が見えてきます
売上だけで経済状態を把握することはできません
棚卸できっちりと収支を計りましょう
前月末の棚卸をまずは繰り越します
棚卸は数量×価格
月初棚卸+今月仕入-月末棚卸=売上原価
売上-売上原価=売上利益
上記の式をよく覚えておきましょう
棚卸で売上利益がわかるのですから事業にとってはとても大切な業務です
4半期に一度はしたほうが経理上望ましいです
個人事業では一か月に一度したほうがいいと思います
棚卸は数量×価格です。
ちなみに一般的には最終仕入原価法を用いています
最終に仕入れた金額を用いる方法です
売上利益の出し方
時系列で考えます
- 月初に数量10個 単価50円=500円(繰越棚卸)
- 仕入数量8個 単価40円=320円(仕入)
- 売上高 1000円
- 棚卸で数量3単価45円=135円(月末棚卸)
となった場合
(繰越棚卸)500+(仕入)320-(月末棚卸)135=685(売上原価)
(売上)1000-(売上原価)685=315(売上利益)
売上利益は315円です
ここで解るのは売上原価が高くなれば売上利益が下がります
棚卸が多いということは在庫が多いので資産が多いということです
資産-負債=利益
資産から負債を引くと利益になります
在庫が多いのは資産が多い
資産が多くなれば利益増です
利益増はうれしいですが
ここで在庫の質についてです
すぐに売れる在庫ならばいいのですが残っているということは売れないから残ってしまったとも言えます
不良在庫
不良在庫を抱えたことで利益増になってもうれしくないですね
いつまでも売れなければ在庫として持ち続けてなければならなくなるのです
しかも利益が増えるので税金も増えます
それは痛いです
売上原価は少なくして売上利益を上げる、
在庫は少なくして税金を抑える
簡単に言えばこれが経営の方針になりますね
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